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貴重樹木等保護保存セミナーの報告

「貴重樹木が語る歴史と文化を考える」 貴重樹木等保護保存セミナー報告

開催概要
■主  催
 岐阜県・岐阜県緑の博士協議会
■開催日時
 平成18年11月5日(日)9:00~16:00
■開催場所
 講義:多治見市上野町5丁目68-1
     東濃西部総合庁舎 大会議室  
 現地:多治見市虎渓山町1-10
     永保寺イチョウの木 他
■開催内容
 【講義】
  ・衰退木の診断と樹勢回復の事例紹介
  (シダレエノキ・シダレザクラ・ハナノキ 他)
  ・樹勢回復に使用する資材の照会
 【現地】
  ・永保寺イチョウの木
  ・ハナノキの自生地視察と調査報告

セミナー報告
 県内各地から貴重樹木の保護保存に関心を持つ方約80名の参加のもと貴重樹木等保護保存セミナーが開催されました。秋の恒例行事となった当セミナーは、今年で14回目を数えます。「身近に生育する貴重樹木の紹介」や「貴重樹木の保護・保存に対する取り組みの事例紹介」等を通じて、県民の皆さんに対し、貴重樹木等の保護・保存への意識を持っていただくため、岐阜県林政部から岐阜県緑の博士(グリーンドクター)協議会に委託し開催されています。
 今回、開催しました東濃地域は、限られた地域にしか生育していない「シデコブシ」や「ハナノキ」の自生地として知られ、また、地元の保存会によって守られている「虎渓山の桜」や「神坂大檜(中津川市)」等、貴重な樹木が多く生育しています。
 セミナーでは、岐阜県緑の博士(グリーンドクター)が講師となり、過去に実施した樹勢回復処置と、その後の経過、さらにはその処置方法が適切だったか否かの検証結果について報告がされました。処置当時に良かれと思い実施した方法が、思っていた程の成果をあげていなかったり、逆に思っていた以上に回復が進んでいたりと、日進月歩で進む樹木医学において、検証していくことの大切さを学ぶことができました。また、会場には調査や診断で使用する透水試験器や土壌硬度計等の機材や樹勢回復処置で使用するパーライトやトップジンMペースト等の資材を展示し、休憩時間を利用して使用方法や効果等の説明を行いました。資材等の展示は初めての試みでしたが、展示物の写真を撮る人や講師の説明に熱心に耳を傾け、質問をする人等、大変な盛り上がりをみせていました。
 午後からは、2班に分かれ、永保寺のイチョウ(市指定天然記念物)とハナノキの自生地の見学を行いました。
 3年前の永保寺の火災は記憶に新しいと思いますが、その時の火災でイチョウは幹の半分が焼け、樹勢も衰退しましたが、土壌改良等の処置を施し、現在では元気な姿を取り戻しつつあり、耐火樹といわれる生命力に驚かされました。
             --報告 岐阜県林政部林政課緑化運動担当 河合-- 

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